ガンジス 川 汚染。 遺体を清める川で水浴びをする子ども達。インドの超汚染されたガンジス川

ガンジス川の沐浴「危険」 汚染深刻と地元紙警鐘 (写真=共同) :日本経済新聞

ガンジス 川 汚染

インドの水危機は人が起こしたものだからです。 インドは水資源が乏しい国ではありません。 世界的にみれば豊富な雨量に恵まれているのですが、なぜかインドは水不足に見舞われています。 貴重さにおいて水は金(きん)に匹敵すると言っても過言ではないでしょう。 さらに今後、人口増加とライフスタイルの変化が進めば水資源はいっそう逼迫するでしょう。 インドは早急に適切な対策をとらなければ、近い将来、水の安全保障で深刻な問題に直面することになります。 雨水貯水量はわずか30日分 インドは1年のうち5~6カ月は降雨に恵まれるので、極端に乾燥しているというわけではありません。 年平均降水量はラジャスタン州の砂漠地帯のように100ミリメートルにとどまる地域もありますが、一方でメガラヤ州チェラプンジのような世界でも最高水準の多雨都市もあり、全国で平均すれば約1100ミリメートルもあります。 ちなみに日本は約1700ミリメートルです。 ところがインドは、ダムや貯水池の利点について無頓着だったため、インフラが整備されず、雨水の有効利用ができていません。 先進国では乾燥地域の河川流域でも約900日分を蓄えているのに、インドの雨水貯水量はわずか30日分にとどまります。

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ガンジス川②神聖でも汚い理由。汚れと穢れの違い。動画付き

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インド人がガンジス川で沐浴する意味 なんでインド人はガンジス川で沐浴しているのでしょうか? それは、ヒンドゥー教に大きく関係しています。 ヒンドゥー教の中では、ガンジス川は「聖なる川」として重要な意味のある場所です。 そのガンジス川で沐浴することで「すべての罪を浄(きよ)める」とされています。 インド人の約8割の10億人ものヒンドゥー教徒がいる国。 そのため、毎日たくさんの人がガンジス川で沐浴をしています。 インド人の男性は腰に布を巻き、女性はサリーを着たまま沐浴するのが普通です。 ガンジス川の水も「腐らない水」とされ、ペットボトルなどに入れお土産に持ち帰る人も多く、人にあげると喜ばれます。 日本人はガンジス川で沐浴したい人が多い インド人と同じように、日本人もガンジス川で沐浴したい人は多いです。 「ガンジス川といえば沐浴」というイメージもあります。 沐浴したい日本人の多くは、宗教とか関係なく、思い出として入りたいのでしょう。 ガンジス川は日本から遠いので、記念に入っておきたい気持ちも分かります。 「」という本が有名なので、ネタ的に実際にバタフライする人もいますね。 アナザースカイではピースの又吉さんがガンジス川を訪れて、頭まで沐浴をしていました。 又吉さんがガンジス川に興味を持ったのは趣味の読書でガンジス川が描かれる「」という本を読んだからだと言ってました。 ガンジス川で沐浴する前に水質汚染の酷さを知ろう ガンジス川はインド人にとってとても大切な川なのですが、水質汚染がひどいです。 ガンジス川は宗教的に重要であると同時に、生活の面でも非常に大きな役割があります。 インド人の約4割の生活用水となっています。 4億人ものインド人の飲み水にもなっていますし、農業水としても使われています。 ただ、かなり汚染されています。 ガンジス川の水源はヒマラヤ山脈のきれいな水なのですが、下流にいけばいくほど、人の糞尿、生活排水が入り込みます。 そして、工業地帯を流れると、工場排水が混ざった水になります。 このように汚染されたガンジス川の水の中にはさまざまな病原菌が存在しています。 ガンジス川は世界の中でも汚い川とされ、「世界で汚染された川トップ5」に入ったこともあるほどです。 ガンジス川が汚い原因をまとめると次のようになります。 インドの下水道が整備されていないことで汚染水が下水処理場を通らず直接流入• ゴミが直接捨てられていること• 遺灰や遺体が流れている宗教上の理由• 農薬まみれの献花(マリーゴールド)が大量に流れている• 5億人が屋外で排泄• 工場の廃棄物・排水が捨てられている(経済成長) ガンジス川の大腸菌は基準値の10倍ほど検出されており、沐浴すると、お腹を壊すだけでなく、腸チフスやコレラなど様々な感染症にかかるリスクもあります。 インドの首相モディがガンジス川の汚染対策をしたので少しは改善されましたが、まだまだ水質汚染はひどい状態が続いています。 ガンジス川で沐浴する危険性【下痢になる危険性】 ガンジス川で沐浴するのは誰でもできますし、自由ですが、沐浴するリスクを知っておくべきです。 ガンジス川で沐浴する前に知っておきたいことは「水質汚染された水が体内に入り込み危険」ということです。 沐浴するとお腹を壊す可能性が高い 「」という本のタイトル通りガンジス川でバタフライをすると、口から汚い水が体内に入る可能性が高いです。 ガンジス川の水を口から飲まなくても、基本的に穴が川の中に入ることでそこから体内に侵入することもあります。 なので、全身浸かってない人、泳いだ人はお腹を壊す可能性が高いです。 また、腰まで浸かった人であっても、おしりから病原菌が体内に侵入し、体調を崩す人もいます。 沐浴すると、お腹を壊したり、高熱を出して入院する人もいます。 繰り返しますが、沐浴する際は「ガンジス川は汚い」ということを覚えておいてください。 実際にツアーで行った場合は、ガイドの人に止められることが多いです。 ちなみに、インド人であってもお腹をこわす人もいます。 口をゆすいだりもしているので、いくらインド人でもという感じです。 下痢になるのはその人次第 ただ、ガンジス川で沐浴したからといって、全員お腹を壊すとは限りません。 数人で同じように沐浴したのに、そのうち何人かは高熱、腹痛で寝込んだり、病院に担ぎ込まれる人もいます。 しかし一方で、何事もなくピンピンしている人もいます。 これは、「個人の病原菌に対する耐性」や「沐浴したときの体調」に大きく左右されます。 また、ガンジス川に沐浴して体調を崩すのは、すぐではないのがやっかいです。 1〜3日後の人が多いですが、1週間後に急に体調が悪くなる人もいます。 お腹を壊した時にインドにいればいいのですが、1番最悪なのが飛行機に乗る時にお腹を壊している場合。 僕の友達も離陸から着陸までほぼトイレに篭っていたという人もいました。

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ガンジス川の沐浴「危険」 汚染深刻と地元紙警鐘 (写真=共同) :日本経済新聞

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ガンジス川最大の支流ヤムナ川が、アグラ市内を蛇行しながら縦断している。 ヤムナ川もガンジス川と同様、インド神話の女神が宿る信仰の川。 水量も豊かで、実際にアグラで使われる水道水の主水源になっている。 だがこのヤムナ川、つとに有名なのは、世界で最も汚れている川のひとつとしてである。 すべてがコーヒー色に濁り、黒ずんだ川の水。 のぞいても魚影はなく、浅瀬であっても水底は見えない。 岸辺には多くのゴミや排泄物が散乱し、そこかしこから、いや川の水全体から異臭が漂っているように感じる。 細い側溝のドブ川などではない。 川幅も広く、多くの水量をたたえる大河が、絶えず汚水を抱えながら都市の真ん中を流れているのである。 ヤムナ川の汚染の大きな要因となっているのが、アグラよりも上流部にあたる首都デリーの存在だ。 人口増が著しい約2000万人の超巨大都市は、天然の浄化能力を超えた圧倒的な人間の廃棄物を、日々、ヤムナ川に垂れ流している。 排泄物、生活ゴミ、未処理の下水。 さらにデリーとその隣のハリヤナ州工業団地からの、産業廃棄物に産業排水なども汚染に拍車をかけた。 また、川沿いにはヒンドゥー教徒の沐浴場や火葬場が数多く置かれている。 さまざまな宗教活動の結末さえも、やはり聖なる川ヤムナへと帰されていく。 デリーと流域諸都市のゴミを一手に引き受けたヤムナ川は、200キロメートル離れたアグラにたどり着く頃にはいっそう水質汚染が進んでいる。 まさに聖なるドブ川だ。 ヤムナ川から取られたその水は、たとえ浄水施設を通って供給される水道水であっても、大腸菌レベルなどの水質データは飲み水に適している数値とはいえない。 浄化のために大量の塩素も使用され、発がん性物質であるトリハロメタンどころか、さまざまな危険物質生成の可能性も指摘されている。 「危ない水で飲めやしない」 そう話しながら路地裏の住民が差し出す水道の水は、うすい黄濁色に染まり、少なくない泥臭さを放っていた。 口に含むとヒリヒリといやな苦みさえ感じる。 とかくインドの水は訪問者に評判が悪い。 決まり文句のように、「水が悪いから気をつけなさい」と注意喚起されたりするものだが、アグラの水道水は地元インドの人ですら「危険」だと話し、決して飲みたがらない水なのである。

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