クビ キリギリス。 冬を越すバッタ、クビキリギス(所沢市HP「ふれあいの里だより平成30年12月号」より)

クビキリギス、クサキリ。良く似ているキリギリス科のバッタです。 クビキリギス、クサキリ。良く似ているキリギリス科のバッタです。 : 趣味の自然観察、デジカメ持ってお散歩

クビ キリギリス

成虫の体長は55~65㎜、体色は緑色と褐色の個体が見られ、時に赤色の個体がいて、「赤いバッタ」として時折話題になります。 成虫の体色は幼虫時代の環境の湿度に起因すると言われていて、豊富な植物群の中で過ごすと湿度が高く、緑方として羽化し、そうでない環境で育った幼虫は褐色型の成虫になります。 バッタやキリギリスの種類にはピンク色になるものも多く、ピンク色のクビクイキリギスが発見した人は、かつてTwitterなどで紹介していました。 色素異常の個体の生存率はそれほど高くなく、成虫まで大きくなることは珍しいそうです。 体長は大きいのですが、体高が低く、体型は全体的に細長く鋭角的です。 頭部は著しく前傾して、頂部は尖っています。 口の周囲が赤く、大顎は強大に発達します。 雌の産卵管は剣状で、普段は羽の間に隠れてしまって、一軒では雌雄の区別が困難ですが、発音器の有無やメスの方がわずかに大きい事、前胸の白線の有無で区別することができます。 大顎の口の周りに赤い色がついていて、まるで吸血をしたように見え、一瞬ゾッとすることも。 クビキリギスの生態 イネ科の草本を好み、林などに隣接する草原の茂みの中に生息しています。 夜行性で春から初夏にかけて草本や樹上で鳴き、鳴き声は日本語圏では「ジーーーーーー」ないし「ヴィーーーーーーー」という電気の変圧器のように聞こえます。 ケラなどと間違えられることも多いのですが、本種は草上や樹上で鳴きます。 鳴く時には前翅の発音器をかなり高速でこすり合わせて鳴き、一か所でじっとしていることはありません。 そのため、人が聞き耳を立てて鳴いている苞に近づいて行っても、その場所にはおらず、全く違うところに移動していたりということが起こるようです。 そのため、人間が目視で見つけることは難しく、灯に飛来した個体を見つけることをおすすめします。 食性は植物食傾向が強い雑食、イネ科の植物の穂や若芽などを食べますが、顎の力が強く、噛みつかれた状態で強く引っ張ると頭部が抜けることが和名の由来になっているのだそう。 しかも、その生態は子供たちの遊びから判明したとか・・・。 子供は残酷です。 顎の力によって固い穂や種子なども食べることが出来るのですが、頸の関節が意外に細く、頭頂部よりにあるのでまっすぐに引っ張られると、簡単に折れて、もげてしまうようです。 7月中旬から下旬にかけて孵化した幼虫は9月下旬から10月頃に成虫となり、そのまま越冬に入ります。 翌春から初夏にかけて交尾や散乱などの活動を本格的に行い、産卵は草本のハト茎の節目、裏側などにずらりと規則正しく並べて行われます。 卵は初夏から夏にかけて孵化し、秋には羽化して成虫になり、そのまま冬眠し、翌年の5~6月に交尾と産卵を行うという、このタイプの昆虫の中では変わった生活サイクルを持ち、かなり長命な昆虫です。 また、単為生殖の能力もあり、雄と交尾しなくても産卵して子孫を残すことができます。 春に鳴くクビキリギス 秋に虫たちの大合唱が行われるのは一般的ですが、春の夜でもたまに虫の声が聞こえてくることがあります。 「ジーーーーー」という声が聞こえたら、それはクビキリギスの鳴き声です。

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クビキリギスの成虫|キリギリス科|バッタ目・直翅目

クビ キリギリス

バッタ目キリギリス科に分類される昆虫。 体長は平均40mmで、オスよりメスの方が大きいです。 雑食性で、日本国内では本州、四国、九州の草原に生息しています。 キリギリスの特徴といえば「ギーッチョン」という独特の鳴き声ではないでしょうか。 実は鳴くことができるのはオスだけなんです。 左右の前翅の重なった部分に、音を出すための器官がついています。 左前翅裏には「ヤスリ器」と呼ばれる細かい突起が並んでいて、これを右前翅のヘリの部分にある「コスリ器」で引っ掻くことで微振動を発生させて音を出し、さらに右前翅にある「発音鏡」に共鳴させることで遠くまで届くよう拡大させているのです。 左右の翅を開いてコスリ器とヤスリ器の位置を調整した後に、翅を閉じることでコスリ器がヤスリ器を引っ掻くことを高速でくり返し、「ギーッチョン」という音を出しています。 この生態はキリギリスだけでなくコウロギやバッタの一部にも見られ、主に繁殖期にメスにアピールをする時や、オス同士の争いの時などに使用されます。 夏の間に厳しい冬を越すための準備を真面目におこなったアリと、遊んでいたせいで寒さに凍えるギリギリスとの対比から、勤勉であることの重要性を説いたイソップ童話『アリとキリギリス』。 では実際の彼らは、どのように越冬するのでしょうか。 実は、成虫のキリギリスが生きていられる期間は短く、6~9月の間のみ。 冬の時期にはすでに成虫は死んでいてい、卵のみが土の中で越冬するのです。 ちなみにキリギリスと近種の昆虫では、クビキリギリスやコロギス、ツチイナゴなどが成虫で冬を越します。 越冬することができないキリギリスですが、漢字では「螽斯」と表記されるので、あたかも冬の虫であるかのような印象を受けるでしょう。 なぜこのような字をあてられたのかは定かではありませんが、中国では「冬」という漢字を「シュウ」と読むこと、キリギリスやバッタなどを「シュウ」と呼ぶこと、また同じバッタ目であるイナゴを「螽」と記載することなどと関係しているのではないかといわれています。 またキリギリスという名前は「キリキリと鳴くス(虫)」という意味で付けられており、古くはコオロギがキリギリスと呼ばれていたこともあるそうです。 キリギリスはペットにできるけど噛むので注意!餌など飼育法を解説 運よくキリギリスと草むらで出会った場合は、虫取り網を振り回すように大きく動かすことで簡単に捕獲することができます。 もしも捕まえることができたら、必ず1匹ずつ虫かごに入れて飼育しましょう。 キリギリスは雑食性ですが共喰いをするため、複数の成虫を狭い環境に置くのは危険なのです。 飼育ケースには熱湯をかけて消毒をした土を5cm程度入れ、タマネギやキュウリの切れ端など植物性のエサのほか、ミルワームや小型のバッタのような生餌、煮干しやカツオブシなども与えるようにしましょう。 彼らが出す音を聞きたい場合は、網状の虫かごに土を入れずに飼育することも可能です。 ただキリギリスは非常に強い顎を持ち、オオカマキリなど大型の昆虫でも一緒に飼育すると食べられてしまうので注意が必要です。 エサを与える際や捕獲する際は、噛みつかれないよう気をつけてください。 もし捕まえたのが子持ちのメスで飼育中に産卵をした場合は、卵を冬の外気に当てるために飼育箱は屋外に置くようにします。 また土が乾燥すると卵が死んでしまうため、地表を半紙などで覆って霧吹きで水を掛け、湿度を保つようにしましょう。 卵は5月頃に孵化します。 共喰いを防ぐため、数匹を残して残りは野生に還してあげるのがよいでしょう。 幼虫はアブラムシを好んで食べるので、ヨモギなどアブラムシが付きやすい草を入れておくのがおすすめです。 そのほか成虫と同じ野菜や、ニボシを細かく砕いたものも食べます。 キリギリス、バッタ、コオロギの見分け方 キリギリスとコウロギは雑食性、バッタは草食性のため、顎の仕組みが異なります。 草食性のバッタは草を噛みちぎるために大顎の先が鋭くとがり、臼のようにちぎった葉をすり潰す器官も確認できます。 一方で雑食性で狩りをした獲物も食べるキリギリスやコウロギは、獲物を喰い破ることができるように小さい顎に力を集中するようなつくりになっています。 またキリギリスとコウロギのメスは地中に卵を産むため、お尻に長い産卵管がある独特の外見をしています。 バッタはオスとメスでそれほど外見に違いはありません。 さらに、キリギリスはバッタやコウロギに比べて長い後肢を持ち、触覚も長く、前肢には細かい棘が生えているのも特徴です。 よく観察をするとキリギリスとコウロギの鼓膜は前肢にあり、バッタの鼓膜は左右の腹部の脇にあるという差も見ることができます。 イソップ童話の『アリとキリギリス』を、現代人の働き方や生き方に当てはめ、果たしてキリギリス的な生き方は悪なのかという視点で多様化する生き方を解説していく作品です。 貯蓄をするアリの価値観も当然認めるべきですが、浪費をするというキリギリスの生き方も現代社会では経済に貢献する重要な役割を担っています。 また定住する巣を作らないという生態を引き合いに出し、「アリ型」と「キリギリス型」に分けてれぞれの行動理論などを示していきます。 そして、自分とは違う価値観を持っているからと嫌厭するのではなく、お互いのよいところを認めて弱い部分を補うことで、より生産性を高めていくことができるはずと語るのです。 さらに第三勢力として、今後社会に参入してくるであろうAIについても触れられています。 人間が作ったAIを脅威のように扱う風潮に意を唱えている記載もあり、相手を恐れ否定していては何も生まれないという新しい共生を訴える一冊です。

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クビキリギスの特徴や生態

クビ キリギリス

昨日、ギボウシの葉に大きな「バッタ」が留まっているのを見つけた。 thunbergi)の褐色型(緑色型は)、成虫である。 クビキリギスと言えば、秋に成虫になる虫の筈だが・・・???。 そう云えば、クビキリギスは成虫で越冬する。 一寸調べてみると、越冬成虫は7月位まで見られるとのこと。 このクビキリギス、右の前肢が無いが、これは厳しい冬を乗り越えて来た名誉の負傷と云うところであろう。 オンブバッタは卵越冬である。 だから、成虫は初冬にはあの世へ行ってしまうのが本来なのだが、条件が良ければ随分と生き延びることが出来るらしい。 クビキリギスは、本来オンブバッタよりも長生きの出来る成虫越冬である。 条件が良ければもっともっと生き延びるのかも知れない。 冒頭で、「バッタ」と「」に入れたのは、バッタ(バッタ科)では無いからである(クビキリギスをバッタなどと呼ぶと三枝先生のお叱りを受ける)。 しかし、私はどうもこの連中(直翅目)が好きではないので、皆引っくるめて「バッタ」と呼んでしまう傾向がある。 2番目と3番目がそれだが、自然光だけで虫を撮るのは、私としては極めて稀なことである。 背面からのは、丁度撮影者(私)の陰になってしまうので、仕方なくストロボを使った。 接写の方は、レンズが100mmだから、ストロボを使わなければ撮影出来ない。 自然光の方が緑色が自然に写る。 しかし、頭部や胸背の陽の当たるところは白っぽくなっているのに対し、陽光にほぼ並行する翅の部分は暗くなり、光ムラを生じてしまった。 こう云う時は、ストロボを銀レフ的に使って、横から少し光を足してやる必要があると言える。 しかし、上の写真には赤い部分の他にも何やら色々とややこしい構造が見える。 以前から「バッタ」の口器はどうなっているのか少し気になっていた。 其処で、北隆館の図鑑にバッタ(本当のバッタ)の頭部の模式図を参考に、これらの「ややこしい構造」が何かを調べてみた(バッタ科とキリギリス科で基本的な違いが無いと仮定)。 下の写真で、1:赤いのは大顎(大腮)、2:上唇、3:小顎(小腮)、4:??、5:小顎鬚(小腮鬚)、6:下唇鬚、となる(7は前肢の取れた傷口)。 小顎鬚は非常に長く、クネクネと続いている。 4はどうも良く分からない。 位置的には下唇なのだが、これは写真では上から下へ延びる構造である。 4の構造は逆に下から上に牙の様に飛び出している様に見える。 下唇鬚は多分間違っていないと思う。 この下唇鬚が下唇から分岐する所が見えれば下唇の位置が良く分かるのだが、丁度その部分が小腮鬚の影になって良く見えないのである。 ガガンボにもこんな美形が居るのか、と云う位綺麗な虫である。 乞う御期待!!.

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