異 世界 に 転生 した と 思っ たら 普通 の 学生 に なっ てい たん だけど。 なろう系の異世界よりTESやFalloutの世界に転生したいんだが異端か?

異世界転生物って言語の壁はどうしてるの?:MAG速

異 世界 に 転生 した と 思っ たら 普通 の 学生 に なっ てい たん だけど

参加受付期間• 開催中• 2日後終了 2020年6月30日(火) 23:59まで 企画内容 どうも斑雪と申します。 またまた、自主企画を立ち上げます。 自分の小説を全く更新せず。 ただ、読まれないとやる気でないですよね。 そんな気がします。 ただ、人のお話を読んで成長したい気もします。 小説執筆初心者なのでいろいろ皆様と読み合いなどの交流したいですね。 まあ、そんな気持ちでこの自主企画を立ち上げました。 読み合いしてもOK、ただただ参加してもOK、読みだけでもOK、参加しなくてもOK 人の作品を馬鹿にする以外は大体何でもOK、酷評はその人次第、私はむしろどんとこい! とりあえずそんなゆるーい感じで行きます。 どうしてもこの小説執筆初心者に読んでほしいという方は、私の近況ノートにこの企画用の場所を用意しておきますのでコメントください。 絶対とは言いませんが出来るだけ読みに行きます。 参加方法 参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「読まれない。 読みたい。 読んでほしい。 」を選択してください。 運営より• 同じイベントに参加している人からの作品への評価はランキングに反映されません• イベントは、主催者または運営によって削除される可能性があります• イベントへの参加・解除は開催中のみ可能です.

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なろう系の異世界よりTESやFalloutの世界に転生したいんだが異端か?

異 世界 に 転生 した と 思っ たら 普通 の 学生 に なっ てい たん だけど

「………………」 「………………」 学校近くの公園。 そこではアインズに対峙するようにターニャが睨んでいた。 (うわぁ~睨んでる。 あのターニャって幼女、滅茶苦茶アインズさん睨んでるんですけど。 ) その様子を後からついて来て、物陰に隠れたシンはそんな事を考えながら、ギッとアインズを睨むターニャを見ていた。 (それにしてもアインズって人……かはどうかは置いといて、あんだけ睨まれるのに動じて無いな……んぅ?! 何か一瞬光った!? 何かの魔法を発動する準備か?!) シンはアインズが精神を安定させる際に放つ光を見て考えていると、アインズはターニャに対して話しかけた。 「っで、用と言うのは……何だ?」 「…………貴様ぁ!!」 「ぬぅ!!」 (っ!?) アインズの質問に対してターニャは更に睨みながら答え始め、それを見て再び精神を安定させるアインズと、様子を見ながら異空間収納から「エクスチェンジソード」を出そうとするシン。 「存在Xか?」 「………え?」 (………え?) だったのだが、ターニャの質問を聞いて思わず唖然となった。 どうやらターニャはアインズを、自分を前の世界に転生させた自称神こと存在Xと勘違いしてるようだ。 [newpage] [chapter:第4話 邂逅! 転生&転移&召喚組] 「存在………X?」 「しらばっくれても無駄だ。 貴様の圧倒的な存在感、そしてその見た目!! どう見ても自称神となのる存在Xでしかない!?」 「待て!! 何の話だ!?」 ターニャが腕を組み、そしてアインズに向かって指をさしながら言った事が分からないアインズは、話について詳しく聞こうとする。 「私をあの様な世界に放り出しただけでは飽き足らず今度は何だ!? この姿のまま学園生活を送らせる事にどんな意味があると言うのだ嫌がらせか!?」 「んぅ?……待て待て待て!?」 「何だ!?」 それに対してターニャが話した事を聞いたアインズは、ある事に気付きターニャに聞いた。 「もしかして貴様……元々地球いや、日本に居た人間か?」 「……え?!」 『………………』 アインズの質問を聞いて、ターニャは思わず声を上げて驚いた。 そしてその後ほんの少し静寂になったその直後だった。 「ちょ!! ちょちょちょちょ!! ちょっと待って二人共!?」 「んぅ?」 「貴殿は………」 アインズとターニャの話を聞いていたシンは、少し慌てながらアインズとターニャの前に出ると、 「さっきの話……詳しく聞かせてくれませんか?」 『………え?』 シンは額から冷や汗を掻きながら二人に質問し、それを聞いたアインズとターニャは唖然となる。 どうやら三人共ここに居る面子が、時代こそ違えど元々は地球の日本に居た人間だった事に気付いたらしい。 [newpage] 「………………」 その頃教室では、ノートを開きながらもソワソワしているシシリーの姿があった。 よほどシンがこの場にいない事が不安のようらしい。 「………シンの事がそんなに心配?」 「えぇえ!? バ、バレてた?」 「バレるも何も、そんなにびっしりシン君シン君って書いてたら気付くっての!! 何かちょっと怖いし。 」 「あわわわわわわわわわわわわわわ!!」 そんなシシリーを見てマリアが聞いた事に対し、シシリーは慌てながら聞くと、そのシシリーのノートに大量に書かれている「シン君」の文字を見ながらマリアが答え、それを見られたシシリーは顔を更に赤らめる。 「まぁクロードはまだマシの方だがな。 あっち何て……」 「ぐぬぅうううううううううううううううううううううう!!」 「ア、 アルベド……ちょっと何か漏れ出てるよ?」 「魔力が何時暴発しても可笑しくない状況だしな。 」 「あぁ~」 そんなシシリーを見ていたオーグは、こちらもアインズが心配なのか魔力のオーラを出し、後ろに居るアウラにツッコまれているアルベドを見て呟き、それを見てマリアは納得するのだが…… 「あんなに魔力のオーラを出す程心配するなんて……流石です!!」 「ユーリちょっと氷作って。 シシリーの頭冷やさせるから。 」 「えぇ~」 シシリーは何故か感動しており、それを見てマリアはユーリに氷を頼み、さっきまでの見ていたユーリはほんの少し呆れていた。 [newpage] 「ちょっと落ち着くでありんす。 アインズ様があんな小娘何かに惹かれるはずがないでありんす。 」 「でもでもでも!! アインズ様の魅力は世界、いえ銀河一ですもの!! 全ての者がアインズ様を好きになってしまう可能性は、否定出来ないわ!!」 『分かります!!』 そんな中、アルベドに対してシャルティアが爪の手入れをしながら言った事に対してアルベドが豪語した事に、またもやシシリーとレムが立ち上がりながら頷いた。 「その気持ち……分かります!!」 「私も……同感です!!」 「…………んぅ!!」 「な…何でそこまで心通じ合ってるの!?」 レムとシシリーのサムズアップに対してアルベドもサムズアップで返し、完全に心通じ合ってるのを見てアウラはツッコンだ。 「理解に苦しむでありんす。 」 「恋をすれば分かるのよシャルティア。 」 「そうですよ!! シャルティアさん!!」 「シシリー……あんたマジで落ち着きなさい。 アルベドさんもだけど、」 シャルティアもツッコんだ事にアルベドとシシリーが言い、そんな二人を見て今度はマリアがツッコんだ。 「………ハァ、授業を続けたいのだが。 」 そんな話を黒板に文字を書きながら聞いていたレミーアは、ため息を付きながら小さな声で呟くのだった。 [newpage] 「何だ……貴殿らも私と同じ立場だったか。 」 「そうらしいな。 私は転移で、君とウォルフォード君は転生ようだが。 」 その頃ターニャとアインズとシンはと言うと、さっきまでの睨み合いが嘘のようで、ベンチに座りながら同じ立場同士で話していた。 「まさか……ウォルフォード殿はともかくとして、その様な格好の元人間が居るとは思わないじゃないか?」 「それを言うなら俺だって、アンデットの姿をした元サラリーマンも、幼女の姿をした元サラリーマンだって、想像つきませんって。 」 「確かにな。 」 「サラリーマン……その言葉を耳にするのは久しぶりだ。 」 ターニャが話した事にシンが答え、それを聞いてアインズが頷き、ターニャは何処か懐かしむように呟いた。 「アインズ殿がもっと早く、自分は異世界転移して来たとか言っててくれたら良かったのだよ!!」 「いやいや、言う分けないだろう?」 「そうですよ、言っても誰も信じないのがオチですし。 」 「それもそうだな。 」 ターニャがアインズに対して質問した事にアインズだけでなくシンも答え、それを聞いて納得するターニャだった。 [newpage] キーンコーンカーンコーン 「っ!! アインズ様ぁああああああ!!」 『いってらっしゃぁい。 』 授業終了のチャイムが鳴ると、アルベドは一目散にアインズが居るであろう公園に向かい、そんなアルベドを見ながら声を掛けたシャルティアとアウラとマーレ。 「………あ、アレ!? シシリーは!?」 「クロードなら、さっき浮遊魔法を使って窓から帰って行ったぞ。 」 (恋する乙女の行動力半端ねぇ~!!) そんな光景を見ていたマリアはシシリーがいつの間にかいなくなっている事に気付くと、オーグが窓に親指で教えた事に驚きながら思った。 「…………すみません!! 失礼します!!」 そんな中今度はヴィーシャが立ち上がり、一目散に教室を去るヴィーシャを不思議そうに見るヴァイス達だった。 「………ゴホン。 あぁ明日は午前中授業の後、以前から言っていた懇親会がある。 誰が出し物をするかは決まっていないから、各自準備しておいてくれ。 」 「センセイ。 ナゼコンシンカイデカクシゲイヲシナクテハナラナイノデショウカ?」 咳き込んだ後、レミーアは明日の予定を今いる面々に話すと、その事についてコキュートスが手を挙げて質問した。 [newpage] 「あぁ、それはロズワール先生が、「楽しそうじゃな~いか?」って言ったからだ。 」 「なら仕方ないわね。 」 レミーアがその質問に対して返答すると、コキュートスの席の近くに座っていたラムが頷いた。 「………仕方ないのか?」 「えぇ、先生の希望だもの。 仕方ないわ。 」 「シカタナイ……ノカ!?」 「仕方ないのか!?」 「仕方ないわ!!」 ラムが言った事にレティシアが聞くとラムが答え、それに今度はコキュートスと共にレティシアは聞き、それにもの凄い勢いで答えるラムだった。 「……なるほど。 」 「えぇええ!? 今ので何が分かったの!?」 その会話を聞いてデミウルゴスが何かに気付いたのを見て、ミューラは驚きながら聞いた。 [newpage] 「コーヒーが好きなのか?」 「あぁそうなんだ。 元居た世界では……」 その頃公園では、相変わらずアインズとターニャとシンが話していると…… 「シンくぅーん!!」 『んぅ?』 何処からか声が聞こえ振り向くと、そこからシシリーが走ってやって来るのだった。 「ハァ……ハァ……シ、シン君大丈……ってあれ?」 「シシリー? どうしたんだ、そんなに急いで?」 「いやその……なんか仲良くなってない?」 息を荒立てながらシンに聞こうとするシシリーだったが、いつの間にか仲良くなっているのを見て思わず唖然となっていた。 「あぁ……なんか話していると気が合っちゃって。 って、シシリーこそどうしたんだ?」 「あああああああ!! うん!! シン君が無事なら別に良いの!? 気にしないで!?」 シシリーの質問に答えながらシンは聞くと、それに対してシシリーは顔を赤らめながら答えた。 (……さっき言ってた、君の彼女か?) (なかなか隅に置けんな。 ) (茶化さないでくださいよ!?) そんな二人の会話を見てアインズとターニャが小声でシンに話し、それに対しシンは顔を赤らめながら言い、シシリーの元へ近づいた。 「じゃ、じゃあ俺はここで!! また学校で!!」 「あぁまたな。 」 「また話でもしよう。 」 その後シンはアインズとターニャと挨拶した後、シシリーと共に帰って行った。 「そう言えば今日、アルベドさんとレムさんと仲良くなれた気がするんです!!」 「へぇ~、何かあったの?」 「フフフ、秘密です。 」 「……なんか少し、羨ましいな。 」 「あぁ、少しだが羨ましい。 」 シシリーと仲良く話しながら帰って行くシンの後ろ姿を見て、少しだけそう思ったアインズとターニャ。 [newpage] 「少佐~!! 少佐ぁ~!!」 「んぅ?」 するとまたもや声が聞こえて声がした方を向くと、物陰からヴィーシャが顔を出して来た。 「おぉどうした?」 「はい!! 学校も終わったのでお迎えに上がりました!! そろそろ、門のお肉屋さんのコロッケのタイムセールが始まっちゃいますよぉと……」 ヴィーシャに気付いたターニャが聞くと、ヴィーシャは敬礼した後手を合わせて笑顔で答え、それを見たターニャは、 「………誰がこの世界に私達を呼び寄せたかは分からないが、ただ一つ……」 「ただ一つ?」 「この世界は、飯がうまい。 」 「じゃあな。 アインズ・ウール・ゴウン殿。 また三人で話そう。 」 「あぁ、また三人で。 」 そうアインズと話しながらベンチから降り、アインズと別れを言いながらヴィーシャの元へ向かって行った。 「少佐はどんな人とも付き合えるんですね?」 「それはどう言う意味だ?」 「いえ!! 凄いなぁって。 」 「………この世界は飯が美味い、か。 」 (飯食えないんだけどね!! 俺!!) そんな話をしながら帰って行くヴィーシャとターニャの背中を見ながら呟いた後、そう心中で思うアインズだった。 「ぬぅううううううう……んぅううううううううう…………」 「フンヌゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」 そんなアインズ、と言うよりアインズがターニャと仲良く話していたのを機の影で見ていたアルベドは、嫉妬で魔力のオーラを出しながら木々が揺れる程騒ぐのだった。 [newpage] 「ばあちゃ、じゃなかった。 メリダ先生おはよう!!」 「おはようございます!! メリダ先生。 」 「おはよう。 」 翌日。 レルゲン共に校門前で立っていたメリダは、登校して来たシンとシシリーが元気よく挨拶して来たのを見て、挨拶を返した。 「なんだい二人共。 昨日何か良い事でもあったのかい?」 「まぁ、あったちゃ会ったけどね。 」 「はい!!」 「そうかい……今日は午後から懇親会だ。 張り切るのは良いが、張り切り過ぎて教室を壊すんじゃないよ!? 特にシン!!」 「それ、俺が教室ぶっ壊す前提で話してない?」 「アハハハハハ……」 良い顔をしていたシンとシシリーを見てメリダは聞き、それに笑顔で返した二人に、特にシンに対して注意した事にシンが聞いた後シシリーは愛想笑いし、その後少し話した後シンとシシリーは学校に入って行った。 「おはようございます、教官殿!! ではなく、先生!!」 「おはようございます先生!!」 「あ…あぁ、おはよう。 」 (ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐が笑顔だった!? あの幼女の皮を被った悪魔が!?) 「一体何が起きていると言うのだ?」 その頃レルゲンはと言うと、何時もは見る事もないターニャとヴィーシャが笑顔で挨拶したのを見て挨拶し返したのも、そんな事を考えながら頭を抱えていると、今度はアインズ達が登校して来て…… 「おはようございます、先生。 」 「あぁ……おはよう、アインズ君。 」 アインズが挨拶して来たのに対して挨拶した後、レルゲンは彼らの背中を見ながら…… 「んぅ? どうしだんたいレルゲン先生?」 「いやもう……悪魔とかそう言うレベルじゃない世界だったなって。 」 「んぅ?」 聞いて来たメリダに対してレルゲンは眼鏡を上げながら答えて、それを聞いて首を傾げるメリダだった。 [newpage] 「あぁくそ!! 思っきし寝坊しちまった!? やっぱ箱庭での生活に慣れちまうとこっちので生活とのズレが来ちまうか!!」 ほんの少し時間が経った頃、十六夜は走りながら呟いていた。 どうも寝坊してしまったせいで遅刻してしまいそうらしい。 「このまま走っても遅刻で廊下に立ってろは確定だな………久しぶりにアレやるかっと!!」 走りながらそんな事を考えていた十六夜は次の瞬間、勢い良くジャンプして近くの塀の上にジャンプし、その上をジャンプして近くの家の屋根に飛び乗った。 「ヘッ、俺とっておきの登校コースってな。 こんなイカれたやり方する奴なんて俺ぐらい……」 「のわぁあああああああああああああああああああああああ!!」 「んぅ?」 そのまま屋根の上を歩き、家と家の屋根を飛び歩きながら十六夜が呟いていたその時、何かが悲鳴を上げながら上空から落ちて来たのに驚く間もつかの間、それは十六夜の近くの所で不時着した。 「痛たたたたたたた……思いきっり失敗した。 えっとここは……って、」 「………………」 「……え?」 不時着して来たのは太一だった。 太一は痛んだ頭を押さえて呟きながら立ち上がると、目の前には口を開けながら少し驚いていた十六夜が立っており、それに太一は少し驚いていた。 [newpage] 「学校遅刻しそうだったからジャンプして一気に学校まで行こうとしたけど失敗して、そのまま屋根に不時着って……それぐらい使いこなせよ自分の能力。 」 「すんません……ってかあんた渡り慣れてるな。 こう言うの経験者って奴?」 「まぁな。 」 その後太一から事情を聞きながら一緒に屋根を飛び歩いた十六夜は呆れ、それに対して謝った後聞いた太一の質問に十六夜は答えた。 「でも大丈夫かな? こんな所誰かに見られたりでもしたらっと!!」 「平気だろう? それに俺らより変な登校する奴だって……」 そう話しながら屋根を飛び降り、近くの塀に飛び乗った太一と十六夜が見たのは…… 『……………』 レムに抱えられているスバルとダクネスに抱えられているカズマだった。 そしてスバルとカズマも十六夜と太一の姿を見てしまい、お互いを見た四人は少し気まずい空気になってしまったのを感じた。 「……レム、やっぱり降ろしてくれ。 」 「? 分かりました。 」 「ダクネス、やっぱり降ろしてくれ。 」 「そ、そうだな。 」 「………降りるか。 」 「ですね。 」 その後スバルはレムに、カズマはダクネスに降ろすよう頼み、十六夜と太一も塀から降りてスバルとカズマの元へ向かった。 『…………どうも。 』 キーンコーンカーンコーン 『とか言ってる場合じゃねぇええ!?』 互いを見た四人が声を掛けた直後チャイムが鳴り、それを聞いたスバルとカズマと十六夜と太一は声を上げるのだった。 [newpage] 「……………」 『うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』 「んぅ?」 時間ギリギリまで校門前で立っていたレルゲンが時計を見ていると何処からか声が聞こえ、見ると遅刻ギリギリの六人が走って来ており、その内のレムとダクネスはギリギリになって校門を通った。 「くぅ……こうなったらぁああああ!!」 このままでは遅刻は確定、そう思った太一は両足に魔力を加え、その勢いで校門を通ろうとしたのだが…… 「あぁあああああああああああああああああああああああああ!!」 「………………」 校門を通る処か校門前を通り過ぎてしまい、その勢いのまま前の壁にぶつかったのを見て、十六夜は呆れ目になりながらも太一の元へ向かった。 「……お前は何がしたかったんだ。 」 「痛っ!! 何も殴らなくても………」 起き上がった太一に近付いた後、そう呟きながら太一の頭を殴り、それで痛んだ頭を押さえながら太一が言おうとすると…… 「逆廻十六夜!! 西村太一!!」 『んぅ?』 「お前達も遅刻だ!!」 『なぁああああ!?』 レルゲンの発言を聞いて遅刻が確定してしまい、それを聞いて太一だけじゃなく十六夜も口を大きく開けながら衝撃を受けた。 『…………』 そんな中、こちらも遅刻が確定してしまったスバルとカズマは、そんな二人をほぼ同じ理由で見ているのだった。 [newpage] 「………なぁ、カズマって言ったっけ?」 「はい。 カズマです。 」 「サトウ……カズマ?」 「はい、サトウ・カズマです。 」 遅刻した罰として両手と頭に水の入ったバケツを持ったり乗せながら、廊下に立っていたカズマとスバルと十六夜と太一。 そんな中、スバルはカズマに話しかけ、それにカズマが答えた後…… 「っでそっちが西村……」 「太一です。 」 「逆廻……」 「十六夜さんな。 」 今度は太一と十六夜を見て聞き、それに答えるように言った太一と十六夜、そしてカズマを見てスバルはある結論に至った。 「……オメェらってさ、」 「待て!! その先は俺からも、ってかこの際全員で言おう。 」 「あぁ。 俺もやっぱりかなって思ってたから。 」 「どうやら……全員思ってる事は同じらしいな。 」 スバルが聞こうとした事にカズマは止め、それに頷くように太一と十六夜が言った後、バケツを置いた四人は互いを見つめながら…… 『………お前らって………』 「絶対異世界召喚だよなぁ!!」 「絶対異世界転生だよなぁ!!」 「絶対異世界転移だよなぁ!!」 「絶対異世界召喚だよなぁ!!」 「召喚?」 『転生?』 「転移?」 四人共、殆ど同じ立場である事に驚きながら抱き合いながらも、少し違う事に少々の疑念を抱く太一とスバルと十六夜とカズマだった。 [newpage] 「名前聞いた時点で絶対そうだって思ったんだよ!!」 「極めつけはジャージ!! 実は俺も、転生した時ジャージでさぁ!!」 「部屋引きこもりのマストアイテム、ジャージ!!」 「いや俺は引きこもりじゃないよ。 」 「本当か?」 「本当本当。 」 スバルが言った事に同意するようにカズマが言うも、続けて行った事に対しては否定し、それについて十六夜が聞いた事に応えるカズマ。 「ちなみに俺は殆ど休まず学校行ってたからな!! 転移した時学生服だったし!!」 「オメェもか!! 俺も召喚された時……ってかずっと学生服のまんまだったから、学校は行ってたぜ?」 「とか言って、授業は殆どサボってるだろう?」 「まぁな。 」 「いやそこは否定しようよ!!」 それに付け足す様に太一が言った事に対して十六夜が驚きながら言い、十六夜の話に対してスバルが聞いた事に十六夜は頷き、それにツッコむ太一だった。 「あんた達!! ちゃんと反省してるのかい!?」 そんな異世界召喚&転移&転生男子組が話しているのが聞こえたのか、授業をしていたメリダはドアを開けて怒鳴るのだった。 [newpage] 「要するに、そのあるお方の望むように異世界に転移されて戦わされて、現時点では半分人間卒業したって所か?」 「まぁそんな所っスね。 ってか十六夜さん、あんた自分から望んで召喚に応じたってマジですか?!」 昼休み、学校の屋上に集まったスバルとカズマと十六夜と太一は異世界での生活などを話し、まず最初に太一と十六夜が話すと、十六夜と太一はそれぞれの話を聞いて驚いていた。 「十六夜で良いよ。 まぁだってさぁ、正直日本にずっと居ても退屈な日々が続くばっかだぜ? この力、箱庭に来る前から持ってたしな。 」 「マジで!? じゃあその箱庭に召喚されたのはある意味幸運だったと?」 「あぁ。 おかげ様で退屈しない日々だな!!」 「ふぇ~凄いなぁ。 俺もそれぐらいの気構えで居れば、少しは楽だったかな。 」 十六夜の話を聞いて、太一は思わず自分の不甲斐なさにため息を付いてしまった。 「太一、前の世界でお前達に何があるかは知らねぇが、大事なのはその世界で、自分がどうしたいかだろう? 心配しなくても、お前には人間離れした力持ってんだ!! それぐらいは自信もっても損ねぇよ。 」 「十六夜……そ、そうだな!! なんたって俺、チートだもんな!!」 「そうそう!! 堂々としていれば良いんだよ!!」 そんな太一に対して十六夜が話し、それを聞いた太一が胸を頭を掻きながら話したのを見て、十六夜は太一の肩を叩きながら発破をかけた。 『イヤイヤイヤイヤイヤ!!』 『んぅ?』 「そう言う考えで居られるのは、そのチートな能力持ってる奴だけだって!?」 「何? お前もそっち系?」 「そう言うお前もか?」 そんな十六夜と太一の話を否定するようにカズマとスバルは首を振り、カズマが言った事にスバルが聞くと、そう聞き返したカズマにスバルは首を振った。 [newpage] 「普通さ、異世界転生とか言ったらここに居る太一見たいに、スタートからチート!! 見たいのがあるじゃないですか?」 「分かる……分かる!!」 「俺TUEEEEE見たいな奴、何をやっても勝ち組で!!」 「それが王道だよな!?」 「なのに俺と来たら……何これぇ的な感じですよ。 」 「辛い……それは辛すぎる。 」 (……俺、そこまで最初チート感なかったんだけどな。 ) カズマとスバルの話を聞いて太一が思ってる中、カズマの話は続いた。 「魔王倒すことになってさ、でも転生特典が付くって言うから期待したわけだ……なのについて来たのは使えない駄目神!! パーティーメンバーは一日に一発しか魔法が打てない魔法使いと、攻撃の当たらないクルセイダーだわ!! 金なし、宿無しで馬小屋生活だわ……もう本当、苦労しか無くてな……」 「本当苦労しかねぇな。 箱庭だったら数分で潰されるぞ、そのコミュニティってかパーティー。 」 落ち込みながら話したカズマの話を聞いて十六夜が呟いた後、今度はスバルが話始める。 「俺も初めて出会ったハーフエルフの女の子の為に、あれこれ頑張って……今は同じ屋敷に住んでんだけど、そこに双子の鬼メイドとか、ドリルロリの幼女とかも居てさ………」 「……んぅ!?」 そんなスバルの話を落ち込みながらも聞いていたカズマは、その話の何かに気付いて振り向いた。 [newpage] 「待て……何だそれは?」 「いや全然健全だよ!! 俺に懐いてんのなんてレムだけだし!!」 「あぁ、レムって双子の青髪の方か?」 「そうそう!!」 「……何だそれは?」 カズマに話したスバルに十六夜が聞き、それにスバルが答える隣で呟くカズマ。 「そもそも!! 俺はエミリアたん、」 「さっき言ってたハーフエルフの子?」 「そう!! その子一筋なわけで!!」 「何だ……それは?」 続けて話したスバルに今度は太一が聞き、それにスバルが答える隣でまた呟くカズマ。 「まぁ何だ……詳しくは知らねぇがとりあえず全員、色々大変だったって分けだな。 」 「十六夜はそうでもないでしょ?」 「確かにな。 」 その後、十六夜が纏めた事に太一とスバルがツッコんだ次の瞬間…… [chapter:「オメェらは全然大変じゃないだろうぉおおおおおおおおおおお!!!」] カズマは太一と十六夜だけじゃなく、スバルにも向かって大声で叫んだ。 [newpage] 「方やチート持ってて勝ち組で!! 方や異世界来る前からチートでもはやもう、コイツ一人だけで良いんじゃないかなぁ状態で!! 方や女の子に囲まれて好きな子追っかけて……それの何処が大変なんだぁああああああああああ!!」 頭を抱えながら叫んだ後、カズマは再びスバル達に向かって指差した。 「敵だ。 もうお前ら全員敵!! この、ハーレム&チート野郎ども!!」 「……何だよそれ?」 「ってかハーレムって実質スバルだけだろ? 確かに女子率高いけど。 」 「そこは言わない方が……」 そのまま大声で叫んだ事に対してスバルは少し戸惑い、カズマの話に十六夜が呟いた事に対して太一がツッコんでいると…… 「同じ異世界転生でこの格差は理不尽すぎるだろぉおお!! チクショぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「……いや、俺ら転生じゃねぇし。 」 「もう何に対して怒ってるのも分かんないんだけど。 」 「……多分、世界に対して?」 カズマが空高く叫んだのを見て、それぞれツッコむスバルと太一と十六夜だった。 「………………」 「………………」 学校近くの公園。 そこではアインズに対峙するようにターニャが睨んでいた。 (うわぁ~睨んでる。 あのターニャって幼女、滅茶苦茶アインズさん睨んでるんですけど。 ) その様子を後からついて来て、物陰に隠れたシンはそんな事を考えながら、ギッとアインズを睨むターニャを見ていた。 (それにしてもアインズって人……かはどうかは置いといて、あんだけ睨まれるのに動じて無いな……んぅ?! 何か一瞬光った!? 何かの魔法を発動する準備か?!) シンはアインズが精神を安定させる際に放つ光を見て考えていると、アインズはターニャに対して話しかけた。 「っで、用と言うのは……何だ?」 「…………貴様ぁ!!」 「ぬぅ!!」 (っ!?) アインズの質問に対してターニャは更に睨みながら答え始め、それを見て再び精神を安定させるアインズと、様子を見ながら異空間収納から「エクスチェンジソード」を出そうとするシン。 「存在Xか?」 「………え?」 (………え?) だったのだが、ターニャの質問を聞いて思わず唖然となった。 どうやらターニャはアインズを、自分を前の世界に転生させた自称神こと存在Xと勘違いしてるようだ。 [newpage] [chapter:第4話 邂逅! 転生&転移&召喚組] 「存在………X?」 「しらばっくれても無駄だ。 貴様の圧倒的な存在感、そしてその見た目!! どう見ても自称神となのる存在Xでしかない!?」 「待て!! 何の話だ!?」 ターニャが腕を組み、そしてアインズに向かって指をさしながら言った事が分からないアインズは、話について詳しく聞こうとする。 「私をあの様な世界に放り出しただけでは飽き足らず今度は何だ!? この姿のまま学園生活を送らせる事にどんな意味があると言うのだ嫌がらせか!?」 「んぅ?……待て待て待て!?」 「何だ!?」 それに対してターニャが話した事を聞いたアインズは、ある事に気付きターニャに聞いた。 「もしかして貴様……元々地球いや、日本に居た人間か?」 「……え?!」 『………………』 アインズの質問を聞いて、ターニャは思わず声を上げて驚いた。 そしてその後ほんの少し静寂になったその直後だった。 「ちょ!! ちょちょちょちょ!! ちょっと待って二人共!?」 「んぅ?」 「貴殿は………」 アインズとターニャの話を聞いていたシンは、少し慌てながらアインズとターニャの前に出ると、 「さっきの話……詳しく聞かせてくれませんか?」 『………え?』 シンは額から冷や汗を掻きながら二人に質問し、それを聞いたアインズとターニャは唖然となる。 どうやら三人共ここに居る面子が、時代こそ違えど元々は地球の日本に居た人間だった事に気付いたらしい。 [newpage] 「………………」 その頃教室では、ノートを開きながらもソワソワしているシシリーの姿があった。 よほどシンがこの場にいない事が不安のようらしい。 「………シンの事がそんなに心配?」 「えぇえ!? バ、バレてた?」 「バレるも何も、そんなにびっしりシン君シン君って書いてたら気付くっての!! 何かちょっと怖いし。 」 「あわわわわわわわわわわわわわわ!!」 そんなシシリーを見てマリアが聞いた事に対し、シシリーは慌てながら聞くと、そのシシリーのノートに大量に書かれている「シン君」の文字を見ながらマリアが答え、それを見られたシシリーは顔を更に赤らめる。 「まぁクロードはまだマシの方だがな。 あっち何て……」 「ぐぬぅうううううううううううううううううううううう!!」 「ア、 アルベド……ちょっと何か漏れ出てるよ?」 「魔力が何時暴発しても可笑しくない状況だしな。 」 「あぁ~」 そんなシシリーを見ていたオーグは、こちらもアインズが心配なのか魔力のオーラを出し、後ろに居るアウラにツッコまれているアルベドを見て呟き、それを見てマリアは納得するのだが…… 「あんなに魔力のオーラを出す程心配するなんて……流石です!!」 「ユーリちょっと氷作って。 シシリーの頭冷やさせるから。 」 「えぇ~」 シシリーは何故か感動しており、それを見てマリアはユーリに氷を頼み、さっきまでの見ていたユーリはほんの少し呆れていた。 [newpage] 「ちょっと落ち着くでありんす。 アインズ様があんな小娘何かに惹かれるはずがないでありんす。 」 「でもでもでも!! アインズ様の魅力は世界、いえ銀河一ですもの!! 全ての者がアインズ様を好きになってしまう可能性は、否定出来ないわ!!」 『分かります!!』 そんな中、アルベドに対してシャルティアが爪の手入れをしながら言った事に対してアルベドが豪語した事に、またもやシシリーとレムが立ち上がりながら頷いた。 「その気持ち……分かります!!」 「私も……同感です!!」 「…………んぅ!!」 「な…何でそこまで心通じ合ってるの!?」 レムとシシリーのサムズアップに対してアルベドもサムズアップで返し、完全に心通じ合ってるのを見てアウラはツッコンだ。 「理解に苦しむでありんす。 」 「恋をすれば分かるのよシャルティア。 」 「そうですよ!! シャルティアさん!!」 「シシリー……あんたマジで落ち着きなさい。 アルベドさんもだけど、」 シャルティアもツッコんだ事にアルベドとシシリーが言い、そんな二人を見て今度はマリアがツッコんだ。 「………ハァ、授業を続けたいのだが。 」 そんな話を黒板に文字を書きながら聞いていたレミーアは、ため息を付きながら小さな声で呟くのだった。 [newpage] 「何だ……貴殿らも私と同じ立場だったか。 」 「そうらしいな。 私は転移で、君とウォルフォード君は転生ようだが。 」 その頃ターニャとアインズとシンはと言うと、さっきまでの睨み合いが嘘のようで、ベンチに座りながら同じ立場同士で話していた。 「まさか……ウォルフォード殿はともかくとして、その様な格好の元人間が居るとは思わないじゃないか?」 「それを言うなら俺だって、アンデットの姿をした元サラリーマンも、幼女の姿をした元サラリーマンだって、想像つきませんって。 」 「確かにな。 」 「サラリーマン……その言葉を耳にするのは久しぶりだ。 」 ターニャが話した事にシンが答え、それを聞いてアインズが頷き、ターニャは何処か懐かしむように呟いた。 「アインズ殿がもっと早く、自分は異世界転移して来たとか言っててくれたら良かったのだよ!!」 「いやいや、言う分けないだろう?」 「そうですよ、言っても誰も信じないのがオチですし。 」 「それもそうだな。 」 ターニャがアインズに対して質問した事にアインズだけでなくシンも答え、それを聞いて納得するターニャだった。 [newpage] キーンコーンカーンコーン 「っ!! アインズ様ぁああああああ!!」 『いってらっしゃぁい。 』 授業終了のチャイムが鳴ると、アルベドは一目散にアインズが居るであろう公園に向かい、そんなアルベドを見ながら声を掛けたシャルティアとアウラとマーレ。 「………あ、アレ!? シシリーは!?」 「クロードなら、さっき浮遊魔法を使って窓から帰って行ったぞ。 」 (恋する乙女の行動力半端ねぇ~!!) そんな光景を見ていたマリアはシシリーがいつの間にかいなくなっている事に気付くと、オーグが窓に親指で教えた事に驚きながら思った。 「…………すみません!! 失礼します!!」 そんな中今度はヴィーシャが立ち上がり、一目散に教室を去るヴィーシャを不思議そうに見るヴァイス達だった。 「………ゴホン。 あぁ明日は午前中授業の後、以前から言っていた懇親会がある。 誰が出し物をするかは決まっていないから、各自準備しておいてくれ。 」 「センセイ。 ナゼコンシンカイデカクシゲイヲシナクテハナラナイノデショウカ?」 咳き込んだ後、レミーアは明日の予定を今いる面々に話すと、その事についてコキュートスが手を挙げて質問した。 [newpage] 「あぁ、それはロズワール先生が、「楽しそうじゃな~いか?」って言ったからだ。 」 「なら仕方ないわね。 」 レミーアがその質問に対して返答すると、コキュートスの席の近くに座っていたラムが頷いた。 「………仕方ないのか?」 「えぇ、先生の希望だもの。 仕方ないわ。 」 「シカタナイ……ノカ!?」 「仕方ないのか!?」 「仕方ないわ!!」 ラムが言った事にレティシアが聞くとラムが答え、それに今度はコキュートスと共にレティシアは聞き、それにもの凄い勢いで答えるラムだった。 「……なるほど。 」 「えぇええ!? 今ので何が分かったの!?」 その会話を聞いてデミウルゴスが何かに気付いたのを見て、ミューラは驚きながら聞いた。 [newpage] 「コーヒーが好きなのか?」 「あぁそうなんだ。 元居た世界では……」 その頃公園では、相変わらずアインズとターニャとシンが話していると…… 「シンくぅーん!!」 『んぅ?』 何処からか声が聞こえ振り向くと、そこからシシリーが走ってやって来るのだった。 「ハァ……ハァ……シ、シン君大丈……ってあれ?」 「シシリー? どうしたんだ、そんなに急いで?」 「いやその……なんか仲良くなってない?」 息を荒立てながらシンに聞こうとするシシリーだったが、いつの間にか仲良くなっているのを見て思わず唖然となっていた。 「あぁ……なんか話していると気が合っちゃって。 って、シシリーこそどうしたんだ?」 「あああああああ!! うん!! シン君が無事なら別に良いの!? 気にしないで!?」 シシリーの質問に答えながらシンは聞くと、それに対してシシリーは顔を赤らめながら答えた。 (……さっき言ってた、君の彼女か?) (なかなか隅に置けんな。 ) (茶化さないでくださいよ!?) そんな二人の会話を見てアインズとターニャが小声でシンに話し、それに対しシンは顔を赤らめながら言い、シシリーの元へ近づいた。 「じゃ、じゃあ俺はここで!! また学校で!!」 「あぁまたな。 」 「また話でもしよう。 」 その後シンはアインズとターニャと挨拶した後、シシリーと共に帰って行った。 「そう言えば今日、アルベドさんとレムさんと仲良くなれた気がするんです!!」 「へぇ~、何かあったの?」 「フフフ、秘密です。 」 「……なんか少し、羨ましいな。 」 「あぁ、少しだが羨ましい。 」 シシリーと仲良く話しながら帰って行くシンの後ろ姿を見て、少しだけそう思ったアインズとターニャ。 [newpage] 「少佐~!! 少佐ぁ~!!」 「んぅ?」 するとまたもや声が聞こえて声がした方を向くと、物陰からヴィーシャが顔を出して来た。 「おぉどうした?」 「はい!! 学校も終わったのでお迎えに上がりました!! そろそろ、門のお肉屋さんのコロッケのタイムセールが始まっちゃいますよぉと……」 ヴィーシャに気付いたターニャが聞くと、ヴィーシャは敬礼した後手を合わせて笑顔で答え、それを見たターニャは、 「………誰がこの世界に私達を呼び寄せたかは分からないが、ただ一つ……」 「ただ一つ?」 「この世界は、飯がうまい。 」 「じゃあな。 アインズ・ウール・ゴウン殿。 また三人で話そう。 」 「あぁ、また三人で。 」 そうアインズと話しながらベンチから降り、アインズと別れを言いながらヴィーシャの元へ向かって行った。 「少佐はどんな人とも付き合えるんですね?」 「それはどう言う意味だ?」 「いえ!! 凄いなぁって。 」 「………この世界は飯が美味い、か。 」 (飯食えないんだけどね!! 俺!!) そんな話をしながら帰って行くヴィーシャとターニャの背中を見ながら呟いた後、そう心中で思うアインズだった。 「ぬぅううううううう……んぅううううううううう…………」 「フンヌゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」 そんなアインズ、と言うよりアインズがターニャと仲良く話していたのを機の影で見ていたアルベドは、嫉妬で魔力のオーラを出しながら木々が揺れる程騒ぐのだった。 [newpage] 「ばあちゃ、じゃなかった。 メリダ先生おはよう!!」 「おはようございます!! メリダ先生。 」 「おはよう。 」 翌日。 レルゲン共に校門前で立っていたメリダは、登校して来たシンとシシリーが元気よく挨拶して来たのを見て、挨拶を返した。 「なんだい二人共。 昨日何か良い事でもあったのかい?」 「まぁ、あったちゃ会ったけどね。 」 「はい!!」 「そうかい……今日は午後から懇親会だ。 張り切るのは良いが、張り切り過ぎて教室を壊すんじゃないよ!? 特にシン!!」 「それ、俺が教室ぶっ壊す前提で話してない?」 「アハハハハハ……」 良い顔をしていたシンとシシリーを見てメリダは聞き、それに笑顔で返した二人に、特にシンに対して注意した事にシンが聞いた後シシリーは愛想笑いし、その後少し話した後シンとシシリーは学校に入って行った。 「おはようございます、教官殿!! ではなく、先生!!」 「おはようございます先生!!」 「あ…あぁ、おはよう。 」 (ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐が笑顔だった!? あの幼女の皮を被った悪魔が!?) 「一体何が起きていると言うのだ?」 その頃レルゲンはと言うと、何時もは見る事もないターニャとヴィーシャが笑顔で挨拶したのを見て挨拶し返したのも、そんな事を考えながら頭を抱えていると、今度はアインズ達が登校して来て…… 「おはようございます、先生。 」 「あぁ……おはよう、アインズ君。 」 アインズが挨拶して来たのに対して挨拶した後、レルゲンは彼らの背中を見ながら…… 「んぅ? どうしだんたいレルゲン先生?」 「いやもう……悪魔とかそう言うレベルじゃない世界だったなって。 」 「んぅ?」 聞いて来たメリダに対してレルゲンは眼鏡を上げながら答えて、それを聞いて首を傾げるメリダだった。 [newpage] 「あぁくそ!! 思っきし寝坊しちまった!? やっぱ箱庭での生活に慣れちまうとこっちので生活とのズレが来ちまうか!!」 ほんの少し時間が経った頃、十六夜は走りながら呟いていた。 どうも寝坊してしまったせいで遅刻してしまいそうらしい。 「このまま走っても遅刻で廊下に立ってろは確定だな………久しぶりにアレやるかっと!!」 走りながらそんな事を考えていた十六夜は次の瞬間、勢い良くジャンプして近くの塀の上にジャンプし、その上をジャンプして近くの家の屋根に飛び乗った。 「ヘッ、俺とっておきの登校コースってな。 こんなイカれたやり方する奴なんて俺ぐらい……」 「のわぁあああああああああああああああああああああああ!!」 「んぅ?」 そのまま屋根の上を歩き、家と家の屋根を飛び歩きながら十六夜が呟いていたその時、何かが悲鳴を上げながら上空から落ちて来たのに驚く間もつかの間、それは十六夜の近くの所で不時着した。 「痛たたたたたたた……思いきっり失敗した。 えっとここは……って、」 「………………」 「……え?」 不時着して来たのは太一だった。 太一は痛んだ頭を押さえて呟きながら立ち上がると、目の前には口を開けながら少し驚いていた十六夜が立っており、それに太一は少し驚いていた。 [newpage] 「学校遅刻しそうだったからジャンプして一気に学校まで行こうとしたけど失敗して、そのまま屋根に不時着って……それぐらい使いこなせよ自分の能力。 」 「すんません……ってかあんた渡り慣れてるな。 こう言うの経験者って奴?」 「まぁな。 」 その後太一から事情を聞きながら一緒に屋根を飛び歩いた十六夜は呆れ、それに対して謝った後聞いた太一の質問に十六夜は答えた。 「でも大丈夫かな? こんな所誰かに見られたりでもしたらっと!!」 「平気だろう? それに俺らより変な登校する奴だって……」 そう話しながら屋根を飛び降り、近くの塀に飛び乗った太一と十六夜が見たのは…… 『……………』 レムに抱えられているスバルとダクネスに抱えられているカズマだった。 そしてスバルとカズマも十六夜と太一の姿を見てしまい、お互いを見た四人は少し気まずい空気になってしまったのを感じた。 「……レム、やっぱり降ろしてくれ。 」 「? 分かりました。 」 「ダクネス、やっぱり降ろしてくれ。 」 「そ、そうだな。 」 「………降りるか。 」 「ですね。 」 その後スバルはレムに、カズマはダクネスに降ろすよう頼み、十六夜と太一も塀から降りてスバルとカズマの元へ向かった。 『…………どうも。 』 キーンコーンカーンコーン 『とか言ってる場合じゃねぇええ!?』 互いを見た四人が声を掛けた直後チャイムが鳴り、それを聞いたスバルとカズマと十六夜と太一は声を上げるのだった。 [newpage] 「……………」 『うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』 「んぅ?」 時間ギリギリまで校門前で立っていたレルゲンが時計を見ていると何処からか声が聞こえ、見ると遅刻ギリギリの六人が走って来ており、その内のレムとダクネスはギリギリになって校門を通った。 「くぅ……こうなったらぁああああ!!」 このままでは遅刻は確定、そう思った太一は両足に魔力を加え、その勢いで校門を通ろうとしたのだが…… 「あぁあああああああああああああああああああああああああ!!」 「………………」 校門を通る処か校門前を通り過ぎてしまい、その勢いのまま前の壁にぶつかったのを見て、十六夜は呆れ目になりながらも太一の元へ向かった。 「……お前は何がしたかったんだ。 」 「痛っ!! 何も殴らなくても………」 起き上がった太一に近付いた後、そう呟きながら太一の頭を殴り、それで痛んだ頭を押さえながら太一が言おうとすると…… 「逆廻十六夜!! 西村太一!!」 『んぅ?』 「お前達も遅刻だ!!」 『なぁああああ!?』 レルゲンの発言を聞いて遅刻が確定してしまい、それを聞いて太一だけじゃなく十六夜も口を大きく開けながら衝撃を受けた。 『…………』 そんな中、こちらも遅刻が確定してしまったスバルとカズマは、そんな二人をほぼ同じ理由で見ているのだった。 [newpage] 「………なぁ、カズマって言ったっけ?」 「はい。 カズマです。 」 「サトウ……カズマ?」 「はい、サトウ・カズマです。 」 遅刻した罰として両手と頭に水の入ったバケツを持ったり乗せながら、廊下に立っていたカズマとスバルと十六夜と太一。 そんな中、スバルはカズマに話しかけ、それにカズマが答えた後…… 「っでそっちが西村……」 「太一です。 」 「逆廻……」 「十六夜さんな。 」 今度は太一と十六夜を見て聞き、それに答えるように言った太一と十六夜、そしてカズマを見てスバルはある結論に至った。 「……オメェらってさ、」 「待て!! その先は俺からも、ってかこの際全員で言おう。 」 「あぁ。 俺もやっぱりかなって思ってたから。 」 「どうやら……全員思ってる事は同じらしいな。 」 スバルが聞こうとした事にカズマは止め、それに頷くように太一と十六夜が言った後、バケツを置いた四人は互いを見つめながら…… 『………お前らって………』 「絶対異世界召喚だよなぁ!!」 「絶対異世界転生だよなぁ!!」 「絶対異世界転移だよなぁ!!」 「絶対異世界召喚だよなぁ!!」 「召喚?」 『転生?』 「転移?」 四人共、殆ど同じ立場である事に驚きながら抱き合いながらも、少し違う事に少々の疑念を抱く太一とスバルと十六夜とカズマだった。 [newpage] 「名前聞いた時点で絶対そうだって思ったんだよ!!」 「極めつけはジャージ!! 実は俺も、転生した時ジャージでさぁ!!」 「部屋引きこもりのマストアイテム、ジャージ!!」 「いや俺は引きこもりじゃないよ。 」 「本当か?」 「本当本当。 」 スバルが言った事に同意するようにカズマが言うも、続けて行った事に対しては否定し、それについて十六夜が聞いた事に応えるカズマ。 「ちなみに俺は殆ど休まず学校行ってたからな!! 転移した時学生服だったし!!」 「オメェもか!! 俺も召喚された時……ってかずっと学生服のまんまだったから、学校は行ってたぜ?」 「とか言って、授業は殆どサボってるだろう?」 「まぁな。 」 「いやそこは否定しようよ!!」 それに付け足す様に太一が言った事に対して十六夜が驚きながら言い、十六夜の話に対してスバルが聞いた事に十六夜は頷き、それにツッコむ太一だった。 「あんた達!! ちゃんと反省してるのかい!?」 そんな異世界召喚&転移&転生男子組が話しているのが聞こえたのか、授業をしていたメリダはドアを開けて怒鳴るのだった。 [newpage] 「要するに、そのあるお方の望むように異世界に転移されて戦わされて、現時点では半分人間卒業したって所か?」 「まぁそんな所っスね。 ってか十六夜さん、あんた自分から望んで召喚に応じたってマジですか?!」 昼休み、学校の屋上に集まったスバルとカズマと十六夜と太一は異世界での生活などを話し、まず最初に太一と十六夜が話すと、十六夜と太一はそれぞれの話を聞いて驚いていた。 「十六夜で良いよ。 まぁだってさぁ、正直日本にずっと居ても退屈な日々が続くばっかだぜ? この力、箱庭に来る前から持ってたしな。 」 「マジで!? じゃあその箱庭に召喚されたのはある意味幸運だったと?」 「あぁ。 おかげ様で退屈しない日々だな!!」 「ふぇ~凄いなぁ。 俺もそれぐらいの気構えで居れば、少しは楽だったかな。 」 十六夜の話を聞いて、太一は思わず自分の不甲斐なさにため息を付いてしまった。 「太一、前の世界でお前達に何があるかは知らねぇが、大事なのはその世界で、自分がどうしたいかだろう? 心配しなくても、お前には人間離れした力持ってんだ!! それぐらいは自信もっても損ねぇよ。 」 「十六夜……そ、そうだな!! なんたって俺、チートだもんな!!」 「そうそう!! 堂々としていれば良いんだよ!!」 そんな太一に対して十六夜が話し、それを聞いた太一が胸を頭を掻きながら話したのを見て、十六夜は太一の肩を叩きながら発破をかけた。 『イヤイヤイヤイヤイヤ!!』 『んぅ?』 「そう言う考えで居られるのは、そのチートな能力持ってる奴だけだって!?」 「何? お前もそっち系?」 「そう言うお前もか?」 そんな十六夜と太一の話を否定するようにカズマとスバルは首を振り、カズマが言った事にスバルが聞くと、そう聞き返したカズマにスバルは首を振った。 [newpage] 「普通さ、異世界転生とか言ったらここに居る太一見たいに、スタートからチート!! 見たいのがあるじゃないですか?」 「分かる……分かる!!」 「俺TUEEEEE見たいな奴、何をやっても勝ち組で!!」 「それが王道だよな!?」 「なのに俺と来たら……何これぇ的な感じですよ。 」 「辛い……それは辛すぎる。 」 (……俺、そこまで最初チート感なかったんだけどな。 ) カズマとスバルの話を聞いて太一が思ってる中、カズマの話は続いた。 「魔王倒すことになってさ、でも転生特典が付くって言うから期待したわけだ……なのについて来たのは使えない駄目神!! パーティーメンバーは一日に一発しか魔法が打てない魔法使いと、攻撃の当たらないクルセイダーだわ!! 金なし、宿無しで馬小屋生活だわ……もう本当、苦労しか無くてな……」 「本当苦労しかねぇな。 箱庭だったら数分で潰されるぞ、そのコミュニティってかパーティー。 」 落ち込みながら話したカズマの話を聞いて十六夜が呟いた後、今度はスバルが話始める。 「俺も初めて出会ったハーフエルフの女の子の為に、あれこれ頑張って……今は同じ屋敷に住んでんだけど、そこに双子の鬼メイドとか、ドリルロリの幼女とかも居てさ………」 「……んぅ!?」 そんなスバルの話を落ち込みながらも聞いていたカズマは、その話の何かに気付いて振り向いた。 [newpage] 「待て……何だそれは?」 「いや全然健全だよ!! 俺に懐いてんのなんてレムだけだし!!」 「あぁ、レムって双子の青髪の方か?」 「そうそう!!」 「……何だそれは?」 カズマに話したスバルに十六夜が聞き、それにスバルが答える隣で呟くカズマ。 「そもそも!! 俺はエミリアたん、」 「さっき言ってたハーフエルフの子?」 「そう!! その子一筋なわけで!!」 「何だ……それは?」 続けて話したスバルに今度は太一が聞き、それにスバルが答える隣でまた呟くカズマ。 「まぁ何だ……詳しくは知らねぇがとりあえず全員、色々大変だったって分けだな。 」 「十六夜はそうでもないでしょ?」 「確かにな。 」 その後、十六夜が纏めた事に太一とスバルがツッコんだ次の瞬間…… [chapter:「オメェらは全然大変じゃないだろうぉおおおおおおおおおおお!!!」] カズマは太一と十六夜だけじゃなく、スバルにも向かって大声で叫んだ。 [newpage] 「方やチート持ってて勝ち組で!! 方や異世界来る前からチートでもはやもう、コイツ一人だけで良いんじゃないかなぁ状態で!! 方や女の子に囲まれて好きな子追っかけて……それの何処が大変なんだぁああああああああああ!!」 頭を抱えながら叫んだ後、カズマは再びスバル達に向かって指差した。 「敵だ。 もうお前ら全員敵!! この、ハーレム&チート野郎ども!!」 「……何だよそれ?」 「ってかハーレムって実質スバルだけだろ? 確かに女子率高いけど。 」 「そこは言わない方が……」 そのまま大声で叫んだ事に対してスバルは少し戸惑い、カズマの話に十六夜が呟いた事に対して太一がツッコんでいると…… 「同じ異世界転生でこの格差は理不尽すぎるだろぉおお!! チクショぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「……いや、俺ら転生じゃねぇし。 」 「もう何に対して怒ってるのも分かんないんだけど。 」 「……多分、世界に対して?」 カズマが空高く叫んだのを見て、それぞれツッコむスバルと太一と十六夜だった。

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異 世界 に 転生 した と 思っ たら 普通 の 学生 に なっ てい たん だけど

どうも、悪魔になったイッセーです。 俺は上級悪魔リアス・グレモリーの兵士として悪魔に転生した。 悪魔になった俺を待っていたのは悪魔としての仕事だ。 と言っても俺がやったのはまだチラシ配りだけだけどね。 深夜にチャリを漕いでポストに簡易版魔法陣が描かれた紙を入れていく作業。 地味に辛い作業だったよ。 部長曰く、悪魔には階級があり、転生悪魔でも爵位がもらえるとのこと。 つまり、今は下級悪魔の俺でも努力次第では上級悪魔になり下僕を持てるということだ。 『やり方次第ではモテモテな人生を送れるかもしれない』 部長のこの言葉は俺のスケベ心を刺激するには十分だった。 俺は元々、家族を守るために悪魔になった。 だけど、長い悪魔の生だ。 なにか目標がなければやってられない。 そこで、俺が目標にしたのはハーレム王になることだ! 俺だけのハーレム! 昔から欲しかった! 小学6年の七夕とクリスマスに『ハーレムが欲しい!』と願ったこともある! ………もちろん、願いは叶わなかったけどね。 ずっと叶わぬ夢だと諦めていた。 異世界でもそんな機会はなかった。 でも、今は違う。 長年の願いが叶えられるチャンスが目の前にある。 このチャンス、逃すわけにはいかねぇ! まぁ、それだけじゃないけどね。 上級悪魔ともなれば、様々な特権が与えられる。 そうなれば家族も守りやすくなるってもんだ。 「ハーレム王に俺はなる!」 そんなスケベ心を抱き、俺は今日もチャリを漕ぐ。 「そろそろ、イッセーにも契約を取ってもらおうかしら」 と、部長が俺に言ってきたんだ。 「契約ですか?」 「ええ、イッセーもチラシ配りは馴れたと思うし、頃合いだと思うの」 マジですか! やったぜ、ようやく地味なチラシ配りから解放される! 契約を取ってこその悪魔だ。 大きい契約を取って、上級悪魔になってやるぜ! 「頑張ってね、お兄ちゃん!」 気合いを入れている俺を応援してくれているのは美羽。 実は美羽もオカルト研究部の部員になったんだ。 悪魔になった次の日、部長は俺の両親に挨拶に来た。 部長は俺を悪魔に転生させたことやその時に起こったことを隠さず全て話してくれた。 そして、家族の今後のことまで詳しく丁寧に話してくれたんだ。 父さんも母さんもまさか部長が挨拶に来るとは思っていなかったらしく、最初は驚いていた。 だけど、部長の真摯な態度に二人とも部長のことを気に入り、俺のことをよろしく頼むと頭を下げてくれた。 美羽がオカルト研究部に入りたいと言い出したのはその時だった。 理由としては俺のことを心配してくれているのと、前々から興味はあったとのことだ。 部長も断るはずもなく、美羽のことを歓迎してくれた。 そう言うわけで今。 オカルト研究部にはリアス部長、朱乃さん、木場、小猫ちゃん、俺、美羽の6人が所属している。 話を元に戻そう。 リアス部長が言う。 「さっき、小猫に依頼が一件来たのだけれど、小猫は別件で居ないから、代わりに行ってもらえないかしら?」 おお、小猫ちゃんの代打か! これは責任重大だな! 「もちろんですよ、部長!」 「じゃあお願いね、イッセー。 朱乃」 「はい、準備は出来ていますわ。 この魔法陣でイッセーくんには依頼人のところへ行ってもらいます。 魔法陣の真ん中に立ってください」 朱乃さんに指示された俺は、彼女が展開した魔法陣の真ん中に立つ。 さぁ、悪魔として、初契約だ。 なんか、ドキドキするな。 依頼人に会ったときなんて言おうかな。 『汝の望み、言ってみるがよい』 みたいな感じかな。 それより、依頼人が美人なら良いな。 魔法陣で転移したらスゲェ美人のお姉さんがいて 『お願いを聞いてくれたら私を好きにしていいわよ』 とか言ってくれないかな。 グフフ…………。 俺が妄想を膨らませている間に転移出来るようになったようだ。 魔法陣の光が強くなった。 「イッセー。 依頼人に失礼の無いようするのよ?」 「頑張ってね!」 「分かってますよ、部長。 じゃあ、行ってきます!」 そして、俺は魔法陣の光に包まれて依頼人のところまで転移した。 依頼人は………。 「あれ? 君は? 小猫ちゃんを呼んだんだけど」 眼鏡をかけたやせ形の男性がいた。 見るからにオタクって感じだな。 「えーと。 悪魔グレモリーさまの使いのもので、兵藤一誠っていいます。 小猫ちゃんは今、別件があったので代わりに俺が」 「チェンジで」 「ええ!? そりゃ無いですよ!」 依頼人の無情な言葉に衝撃を受ける俺。 会って早々チェンジだぜ!? 酷くないか!? 「僕はあのかわいい小猫ちゃんを呼んだんだぞ! なのになんで、男が来るんだよ!?」 うっ………。 確かに、俺も同じ立場なら全く同じことを言うだろうな…………。 だけど、引き下がるわけにはいかねぇ! 「気持ちは分かりますけど、俺もかわいい新人悪魔ってことで納得してください!」 「納得できるかぁ! 十字架持ってくるぞこの野郎!」 「そんなこと、冗談でも言わないでくださいよ!」 「本気だよ!」 マズイ、このままじゃあ、ずっと平行線だ。 話を変えないと埒が明かねぇ………というより、追い返される。 その時、俺の視界に本棚に納められているマンガが入ってきた。 そこに並べれているのは、俺も持っているドラグ・ソボールだ。 本棚には限定版もあり、主人公のフィギュアも並べられている。 この反応、やはりか! 「嘘じゃあないだろうね? ドラグ・ソボール世代にその手の嘘を着くと痛い目を見るよ? 僕だって学生の頃は毎日ドラゴン波の練習をしたものさ。 なめるなよ、僕ら直撃世代を!」 「ええ。 分かってますよ。 俺だって校舎裏で何度も練習したことあります。 そして、俺の渾身の一撃を放つ! 「ドラゴン波ァァァァァ!!!!」 俺の掌から極大のオーラが空に向かって放たれる! どうだ! 見たか、直撃世代! 俺が振り替えると依頼人は泣いていた。 それはもう号泣してる。 「………まさか、本当にドラゴン波が見られるなんて。 グスッ。 疑ってすまなかった! 悪魔君! 僕は今、猛烈に感動している! ………僕にドラゴン波を教えて欲しい!」 依頼人はそい言うと俺に土下座をしてまで、頭を下げてきた。 異世界に行く前の俺だったら、きっと同じことをしていたかもしれない。 そう思うと俺の中から何か熱いものが吹き出してくる。 俺は依頼人の肩を抱く。 「ええ! もちろんですよ! 一緒にがんばりましょう!」 こうして、俺は依頼人こと森沢さんと初めての契約を取ることができた。 この日は森沢さんと朝までドラグ・ソボールについて熱く語り合った。 また依頼が入ったんで俺はそこに向かうことにした。 それだけなら、俺も驚かない。 その人はラブリーな魔女っ娘の格好をしていた。 おかしい…………絶対におかしいって! 肉体と服装の方向性、全く逆じゃねぇか! なんで、魔法少女の格好? なんで、猫耳? ふざけてるの? 罰ゲームなの? そう言ってくれたほうが、まだ納得できる。 目の前に立つ世紀末覇者に俺は訊ねた。 「え、えっと、依頼人の方ですよね? それで依頼というのは…………」 「ミルたんを魔法少女にしてほしいにょ」 …………。 ……………………。 ………………………………。 「え?」 今この人なんて言った? 魔法少女にしてくれって言った? それに語尾が「にょ」だったような…………。 聞き間違いであってほしい。 よし、もう一度聞いてみよう! 「すいません。 もう一度お願いします」 俺が尋ねる。 「悪魔さんっ!」 ブオォォォォォォォォォォッ! うおぁ!? な、なんだこの風圧は!? 声だけでこの風圧とかどんだけだよ!? ガラス割れたぞ! 「ミルたんを魔法少女にしてほしいにょ!」 聞き間違いであってほしかった! 魔法少女って…………どう見ても魔王だろアンタ! 纏ってるオーラがシリウスよりも強いってどういうことだよ!? 本当に人間なのか!? 答えてくれ、ミルたん! 「魔法少女………ですか?」 「そうだにょ」 「え、え~と。 なんで魔法少女になろうと?」 気になる。 すごく気になる。 こんな魔王みたいな人が何故に魔法少女になりたいと思ったのか。 ミルたんは一つのDVDを俺に見せてきた。 俺も知ってるミルキースパイラルという魔法少女のアニメだ。 まさか………。 「ミルたんはミルキーに憧れているんだにょ。 それで魔法力をつけようとトレーニングしたけど魔法力はつかなかったにょ。 だから、悪魔さんに頼ることにしたんだにょ」 いや、あんた、魔法力付けなくても十分強いと思うんですけど!? 魔法力より腕力使ったほうが物事解決できる気がするんですけど!? 「まずは、ミルキーについて教えてあげるにょ」 その日、俺はミルたんとミルキースパイラルを全シリーズ全話見ることになった。 ミルキーは普通に面白いと思うけど、隣で漢の娘がものすごい覇気を出しながら表情豊かに語るんだぜ? 俺にとって悪魔になったことを初めて後悔した瞬間だった…………。 とりあえず、気を操る修行方法を教えたら契約を結んでくれた。 俺のことは気に入ってもらえたらしく今後も俺を指名してくれるそうだ。 で、対価は一冊の本だった。 なんでも、悪の軍団と戦ったとき得た戦利品だそうだ。 部長に見せたところ大昔の禁術が書かれた魔道書であることが判明。 部室が大騒ぎになったのは別の話だ。 「やるじゃない、イッセー。 初めてなのに二件も契約をとってくるなんて」 「ははは………ありがとうございます」 うん、誉められるのは嬉しいけど出来れば、もう少し普通の人と契約したかったよ。 「ただ………」 おっと、部長が眉間にしわを寄せて何やら考え出したぞ。 俺、なんかミスったかな。 心当たりがあるとすればドラゴン波だけど。 「部長………俺、何かやらかしました?」 「いいえ、そう言うわけででは無いのだけれど、ただイッセーに対するアンケート結果が良すぎるのよ」 アンケート? そういえば、森沢さんとミルたんに書いてもらったな。 内容は見ていないが、どうやら好評だったらしい。 部長がアンケート結果を読み上げる。 「アンケートを読み上げるわ。 一人目は………『彼と出会えて良かった! 今後とも是非指導をお願いしたい! また、語り合おう!』ですって。 イッセー、何か教えたの?」 「えーと、マンガに出てくる技を少々………」 「マンガの技、ね。 あまり、無茶なことを人間に教えてはダメよ」 ははは………。 まぁ、教えたのは筋トレと座禅だけだから大丈夫だと思うけどね。 「次は………あの魔道書を対価にくれた人よね?『あんなに真摯に話を聞いてもらえて嬉しかったにょ。 また、よろしくお願いするにょ』………にょ?」 「部長、その人の語尾は気にしないで下さい。 一々ツッコミを入れていたらキリがありませんよ………」 「え、ええ。 そうさせてもらうわ。 一体どんな依頼人なのか、すごく気になるのだけれど………」 気にしないで下さい。 お願いします。 「まぁ、悪魔として人間と仲良くしすぎるのは少しどうかと思うけど、この調子で頑張ってちょうだい」 「はい、部長!」 これからも契約をドンドン取って上級悪魔を目指すぜ!.

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